Yohanaプライムプロ 整理収納アドバイザーによる、クローゼットの収納
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第3回目は整理収納アドバイザーによる「クローゼットの整理収納」です。
クローゼット収納のお悩み
毎日使うからこそ、使いやすく整えておきたいクローゼット。
でも、「何年も着ていない洋服がたくさんあり、着たい洋服がどこにあるか分からない」「下着や靴下などの細々したアイテムが混在して見つけにくく、取り出しにくい」など、クローゼットで身につけたいものを探す度にストレスを感じている方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、クローゼット収納のコツと整理法を徹底解説!すっきり快適なクローゼット作りのために役立つヒントをお届けします。
クローゼットのゾーニング
ゾーニングとは役割を持たせて空間を分けること。基本のゾーニングから洋服の素材や用途・種類に合わせた収納システムを作るとしまいやすく、取り出しやすい機能的なクローゼットになります。
クローゼットの基本ゾーニングは、上段(枕棚など)・中段(ハンガー掛け)・下段(ハンガーに掛けた衣類の下)に分けて考えます。
上段
台に乗って収納するなどのアクションが増えると取りづらいので、使用頻度の低いものを収納します。
季節外の衣類、季節外の寝具、使用頻度の低いカバンなど
今は使用していないが保管しておきたい第二子用の衣類やベビー用品など
中段
ハンガーポールが付いているのでハンガーに掛ける衣類を収納します。
掛け方としては、長さのあるワンピース・ロングコートなどの衣類とシャツ・ジャケットなどの丈の短い衣類を分けて掛け、丈の短い衣類の下に空いたスペースを作ります。
掛ける衣類に適しているのはコートやジャケットなどのアウターやたたみにくいもの、例えばワンピースやブラウス、また、たたむとシワになりやすい綿生地シャツなどです。基本的に綿や麻生地などの織物は掛けるのに適していて、ニットやTシャツなど編物はたたんで収納するのに適しています。
掛けた服がぎゅうぎゅうに詰まっていると取り出しにくく、しまいにくいだけでなくカビや傷みの原因にもなりますので、少し寄せて隙間ができるくらいの量に調整します。クリーニング後のビニール袋も湿気がこもりカビの恐れがありますのでビニールは外してから掛けましょう。
下段
引き出しタイプのプラケースなどを入れ、たたむ衣類を収納します。
引き出しはクローゼットの幅や空いている高さに合わせてしっかりと採寸してから購入し組み合わせましょう。
※扉のあるクローゼットの場合は扉の蝶番の位置に気をつけて採寸しましょう。
クローゼット収納アイテム選びのポイント
引き出し収納のサイズ選び
市販のプラ引き出しには様々なサイズの物がありますが、奥行きや深さなどは収納内のスペースや入れる物の用途に合わせて選びます。
また、3段式のものではなく1段ずつのものを選び、用途に合わせて組み合わせるのがおすすめです。
奥行き
クローゼットサイズ(45〜55㎝)と押入れサイズ(70〜80㎝)があります。通常はクローゼットサイズを購入しますが、押入れをリフォームしたクローゼットの場合は押入れサイズでも適応します。
深さ
下着類やお子様や女性のTシャツなどは浅めの18cm前後の引き出しに、通常のボトムスやトップスは24cm前後の中位の深さの引き出しを選びましょう。
30㎝前後の深い引き出しは厚手のセーターや男性用の嵩張るトレーナーなどに適しています。引き出しに衣類を収納する際は、重ねて入れず立てて収納することで中身の種類がわかり、取り出しやすく、しまいやすくなります。入れる物によっては深すぎる引き出しは上の空間が空いてしまいスペースのムダが生まれます。
収納する衣類に合わせて引き出しのサイズを決めましょう。
【参考商品】 無印PP引き出し 天馬FITS
ハンガーの選びかた
衣類の素材やアイテムによってハンガーを選びましょう
ニットのカーディガンや滑りやすい素材のワンピース・ブラウスなどはマワハンガーがお勧めです。厚みもなく滑らないのでスッキリと収まります。
綿素材のシャツは無印良品のアルミハンガーだと洗濯して乾いたらそのまま収納できます。綿素材は滑りにくいのでアルミ素材の方が取り出しやすくなります。
ジャケットやコートは少し厚みのある木製ハンガーで型崩れを防ぎます。【参考商品】 マワハンガー 無印アルミハンガー 木製ハンガー
下着や小物類の収納
引き出しの中でぐちゃぐちゃに混ざってしまうのを防ぐためにも引き出し内に100円ショップなどの収納グッズを入れてアイテムごとにまとめると混ざりにくく取り出しやすくなります。
【参考商品】 仕切りカゴ 高さが変えられる不織布ケース
人別・アイテム別収納方法
上記の基本のゾーニングを踏まえながらそれぞれを人別・アイテム別に収納していきます。
中段のハンガー部分も右側がパパ、左側がママ、など人別にし、さらにジャケット・パンツ・スカート・シャツ・ブラウスなどアイテムごとに掛けていくと混在しにくくなります。
下段の引き出しも人別・アイテム別に入れる場所を決めて混在しないようにします。名前やアイテム名をラベリングすると、取り出す時もしまう時も迷いません。
複数のクローゼットがある場合にはそこを誰用にするかを決めてから中をアイテム毎にゾーニングし収納していきましょう。
季節外の衣類の収納方法
季節外の衣類も人別に収納します。衣替えの時期は衣類整理の良いチャンスなので、来年も着るか?同じようなアイテムがないか?など考えながら来年も着るもののみを収納します。
傷みやほつれなどの劣化状態も確認して、来年は着ないと思うものはこの機会に処分しましょう。また、お子さまの場合はサイズアウトの可能性も含めて吟味しましょう。
まとめ
収納スペースには限りがあります。よく着る服・着たい服がストレスなく選べる「取り出しやすく、しまいやすい」クローゼットを実現するためには物量調整と整理が不可欠です。着たい服がサッと選べる美しいクローゼットを目指して「収納」の前に必ず「整理」を実施してください。
今お持ちの衣類を全てアイテムごとに取り出し、着たい服だけをクローゼットに戻すとお気に入りの服が並ぶ素敵なクローゼットに生まれ変わります。
ハンガーや収納グッズも同じもので揃えてあると、まとまり感がでてさらに整って見えます。クローゼットを開けるたびにワクワク、モチベーションが上がるような空間を目指し、ぜひ「クローゼットの整理収納」を実践してみてください。
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