Yoky’s newsletterへようこそ!
※本記事は、2023年7月21日に公開された英語版を翻訳し再掲したものです。
ニュースレターを始められることをうれしく思います!皆さんに向けてこのニュースレターを書くことは、私のやることリストにずっと入ってはいたのですが、仕事と母親業に忙殺されているうち、他の多くのことと同じように後回しになってしまっていました。ようやく私の学びや葛藤、経験を皆さんと共有できることをワクワクしています。
私のキャリアパスは、全く直線的なものではありませんでした。まず最初のキャリアは、プロテニスの追求でした。もしそのままだったとしたら、私の人生はどう変わっていたのでしょう・・・!テニスはケガのため早々に中断せざるを得ませんでしたが、最終的にロボット工学とエンジニアリングという次のチャプターへと私を導いてくれました。テクノロジーの力によって人々が「なりたい自分になれるようにする」という、人生のミッションを初めて発見したのです。テニスへの情熱が私をミッションへと導き、目的を与え、決断の舵取りを助けてくれました。そして試行錯誤を経て、意図を持って生きることを学んできたのです。
私たちは皆、自分の行動の背後に「目的」や「理由」を持っていると信じています。そして、意図を持って生きることを学び、現代生活の混乱のなかに意味を見出すことができると信じています。私の人生とキャリアの道は、完璧でも計画的でもありませんでした。半生を振り返ってみると、途中のすべての章や偶然の飛び石が、いかに私をここまで導いてくれたかを実感します。完全に混沌としていた時期もありましたが、振り返ってみて初めて、点と点を結ぶことができます。
このニュースレターでは私が人生を意図的に切り開いていくための努力を続けるなかで、私の旅の一部分や苦悩、考え、学びを分かち合っていきたいと思っています。
少しでも今を生きるあなたの助けになれば幸いですし、働く子育て中の人たちが抱える孤独を少しでも和らげることができたらと願っています。そしてこのニュースレターが、あなたにとって何が大切かを知る助けになれば幸いです。
On My Mind(私の頭の中) - 夏のストレス
最初のトピックは、働く親にとって夏がもたらす興味深い心理的瞬間についてです。具体的には「ストレス」です!私の場合、子供のスケジュールに関しては、学校がある通常時のストレスは10段階中7ですが、夏は9に跳ね上がります。まして大きな変化が起これば、再びコントロールできるようになるまで10段階中11になります。
普段の学期中も、子供の送り迎えのロジスティクスをすべて把握するのは大変ですが、規則性があります。しかし夏が始まると、どんな一貫性も消えてしまうのです。この時期の予測不可能さに共感する人は多いでしょう。子供たちのアクティビティの計画を直前まで練ったり、それに合わせて仕事のスケジュールを組み直したりと、常に慌ただしい日々がやってきます。そんなわけで、私の夏休みの計画は出発日の10日ほど前までまとまりませんでした。
なぜ私はこんな話をするのか?愚痴をこぼすためではなく、私の私生活の現状を明らかにするためです。私がすべてを整理できていると思う人もいますが、私はその正反対なのです。まるで、つまようじと液体糊で組み立てられているような生活で、1つでも欠けると全体がすぐに崩れてしまう感覚で生活しています。
完璧さを追い求めることから、不完全さを受け入れることに視点を変えてから、人生はとても楽になりました。母親であること、妻であること、CEOであること、すべてが完璧であることは決してありません。
子供たちにも、私がすべて揃っている人間だとは思ってほしくないですし、将来完璧な人にならなければいけないというプレッシャーも感じてほしくないのです。
夏をどう乗り切るか?意思を持って計画を立てること。
物事に圧倒されているように感じるとき、私は自分自身に尋ねることがあります。「どうして私は家族旅行を計画したり、子供たちを何十ものアクティビティに参加させたりするのだろう?」と。
友人に、「独立記念日の7月4日(これを書いている今となっては、何年も前のことのようですが)から家でのんびり4連休を過ごしたいと思わないのか?」と聞かれたことがあります。私は立ち止まって考えましたが、それが私にとって必要なことでも、望んでいることでもないと気づくのに30秒もかかりませんでした。もし家にいたのなら、私は子供たちからこんな質問を受けながら一日を過ごすでしょう: 「今日は何をするの?朝食、昼食、夕食に何を食べるの?友達の家まで送ってくれる?もっと靴下買ってくれる?本当に退屈。一緒に何か楽しいことを計画してくれない?」など。
家族で出かける計画は、個人的に必要なことなのです。思い出を作ったり、ストレスを解消したり、いつもの一日のパターンを変えたり。子供たちはより楽しく、より多くの思い出を一緒に作ることができますし、たとえどんなに直前で準備をすることになっても、家族で新しい経験をしたことを後悔はしないでしょう。
最悪のレストランで食事をしたり、ガソリンのポンプが車に刺さったまま車を走らせたり(実話)。今年の7月4日は、トレイルコースから外れたハイキングでした。進むにつれて急勾配になり、みんな蚊に刺され続けました。そして、とても楽しい思い出になりました。
慌ただしい夏でも、自分たちのため、家族のために、計画的で意図的な時間を確保することはできます。家の近くであれ、旅行であれ、一緒に新しい体験を共有する時間を確保することができます。このような時間こそが私たちの記憶に残り、家族の絆を深めてくれるのです。
今月のMe List
これから毎月、私の 「Me List」(私の人生を変えたセルフケアツール)の中身を紹介します。今月のリストを紹介する前に、「Me List」がどのように生まれたのかをお話ししたいと思います。
ほとんどの親がそうであるように、私も長い間、自分を優先することに抵抗がありました。家族のニーズよりも自分を優先するのは間違っていると感じていたからです。これは職場でも同じでした。私の希望はいつも最後でした。これにより完全に消耗し、自分の力を最大限に発揮することができませんでした。
自暴自棄になった私は、プロのコーチと仕事を始めました。当時のコーチは私の不健康な行動に気づき、 「Me List」を作るように勧めてくれました。彼女はこれを家のための、そして自分自身のためのTodoリストだと言いました。最初、私は何を書けばいいのか見当もつきませんでした。何時間寝ているのかを聞かれ「4~6時間」と答えると、彼女は「毎日少なくとも7時間は眠るように」と言いました。それは不可能で不必要なように思えましたが、彼女が研究結果を教えてくれると、私は自分の身体を尊重しないことで害を与えていると気づきました。私は「少なくとも7時間、週5日」と交渉しました。彼女は私に進め方の責任を持たせてくれましたが、その一方で「自分に時間を返す」という考え方にシフトできるまでに数カ月かかりました。
数年経った今、私は考え方の転換と「Me List」を持つことの実践が、人生のあらゆる面で役立っています。 朝のランニング、質の高い睡眠、オーディオブックの視聴など、週に数回、自分の健康を優先することで、私の生活の質は向上しました。サボる週もあるかって?もちろんです。完璧を目指すのではなく、自分にとってどんな形であれ、まずは「酸素マスク」のつけ方を学ぶための第一歩を踏み出すのが大切なのです。
今月は、子供たちと遠出をして笑いを分かち合うことが、私のMe Listのトップにあります。これは子供たちのためではなく、私のためです。子供たちはもうあまり長くお母さんと過ごしたくないかもしれないから、今はそれに浸っています。
もしあなたがまだMe Listを持っていないなら、今日Me Listを作ってみることをお勧めします!あなただったら、Me Listに何を一番に入れますか?この機会にぜひ考えてみてください。
お読みいただきありがとうございました。次回もお楽しみに!
Yoky